狭い部屋に限らず、収納スペースが足りないと感じている人は多いのではないでしょうか。
サービスルームや納戸があるような広いお家だったら良いのですが、一人暮らしですと1Rや1Kの間取りにお住まいの人が多いと思いますので悩みの種になりがちです。
本記事ではそういった悩みを抱えている人に向けて、「効率良く、かつダサくならない」インテリアレイアウトをご紹介します。
本記事のテーマ
【物が多くて困っている人必見】収納が主役の部屋【6畳レイアウト】
今回の間取り
比較的使い勝手の良い間取りだと思います。
部屋の入り口が引き戸になっている点も、開戸に比べて扉の軌跡による影響を受けなくて済みそうです。
ですが押入れが観音開きになっているので通常のクロゼットの折戸おりも前面にスペースが必要となります。
間口は約2.6mと狭いですが、サッシが片側に寄っているので反対側の壁面が大きくなりレイアウトもし易そうです。
一般的に部屋の広さは壁芯からの寸法で計算されるので、今回の間取りですと間口2.73m×奥行3.64mで6畳と表記されるのですが、
部屋の内寸での計算ですと間口2.6m×奥行3.5mで5.5畳となるので余計に狭く感じてしまうかもしれませんね。
レイアウトのポイントを確認
赤で囲まれた範囲には家具を置くことが出来ないので、インテリアレイアウトの前にはこの部分を把握することが重要です。
日常的に人が移動する部分ですね。
8畳だったり10畳くらいの広さがあればスルーしても問題ないですが、6畳の部屋で見過ごすのはもったいないです。
それでは、これらを踏まえて検討したレイアウト案をご覧いただきたいと思います。
全体像(平面図)
先ほどの赤で囲まれた部分を通路として利用しています。
「それって当たり前なのでは?」と思うかもしれませんが、今回のレイアウトに限らず、実は他にも同様の考え方がされている場所があります。
それはキッチンです。
ほとんどの1Kの間取りで採用されていると思いますが、玄関から入ってすぐに左右どちらかにキッチンがあり、通路を挟んだ反対側にはトイレや洗面室・お風呂があるのではないでしょうか。
なぜこの配置が多いのか考えてみると、限られた広さに効率良く配置することが出来るからです。
キッチン前は作業スペースが必要で、ちょっとした物であれば置けるかもしれませんが、基本的には作業時しか利用しませんよね。
このように用途が限られてしまうともったいないので通路としても利用出来るようにしているのです。
今回のレイアウトで見てみますと、扉の前と押入れの前を通路とし、ウォークインオープン収納としても利用しています。
部屋に入ってすぐ収納スペースがあるのは少し珍しいかもしれませんが効率良く使うことが出来ました。
特に今回のテーマにあるような、物が多い人にとっては押入れの他にこれだけの収納スペースがあると嬉しいと思います。
6畳でも収納スペースとくつろぎスペースを区画分けしてなるべく生活感を抑えられるよう配慮しています。
見えているからこそ整理整頓が容易になる
皆さんのクローゼットや押入れの中はキレイに整頓されていますか?
自分以外の人に見せられる状態であれば整理整頓が行き届いていると思いますが、大半の人はそうではないでしょう。
例えばクローゼットのサイズが2倍になったとします。
一見スッキリ収納出来そうですが、収納スペースに甘えて物が増え、おそらく2倍になる前と比べてあまり変わらない、もしくはさらにゴチャゴチャしてしまうかもしれません。
理由は目に触れない場所にしまってあるからだと思います。
「とりあえず入れておけばいいや」と考えてしまうんですよね。僕も例外ではないです。
あえてオープン収納にすることで整頓することを意識することが出来ます。
アパレルショップには多くの商品が並びますが、どれもキレイに畳まれてディスプレイされ、不快な印象を抱くことはないですよね。
あれと同じように整理整頓するためには、あえてオープン収納とすることが効果的だと思います。
「収納」というくくりだけで終わらせずに、それ自体がインテリアになるのが理想ですね。
また、こちらの収納家具のデザインにも注目してください。
裏側から見たらパーテーションのように見えますよね。
くつろぎスペースからは物が見えないので生活感を抑えることが出来ています。
画像のようにフックやハンガーを取り付けてロングコートをかけたりする使い方もアリだと思います。
サイドもハシゴのような形状なので物をかけられるのも嬉しいですね。
今回のレイアウトはけっこう悩んだのですが、この家具を見つけてからアイデアが湧いて一気に完成させることが出来ました。
何か一つ、部屋のキーアイテムとなる家具(お気に入り家具)を決めて、そこから骨組みを作っていくと上手くいくことが多いのかなと思います。
あ、それからベッド下ももちろん収納スペースとして利用していきましょう。
ジャストサイズがDIYの強み
残ったスペースを有効に使うには既製品の家具では限界があると思います。
無駄な隙間がなくピッタリ納まっているとスッキリ見える効果があります。
そこで壁面収納はDIYとしました。
DIYと言っても材料はネットやホームセンターで気軽に買うことが出来ますし、サイズもあらかじめ計算しておけば購入先で加工してくれるので、組み立てるだけの簡単なものになります。
こちらも天井まで空間を利用出来るので狭い部屋には有効ですが、高さが出た分圧迫感が出てしまいがちです。
今回はベッドの高さが45cm程度なのでそれほど感じないと思いますが、マットレスのみの場合ですと違和感はあると思います。
画像にもある通り一部をデスクにするとなぜかオシャレに見えてきます。(僕だけでしょうか)
収納ケースも木目で統一されることで整頓されている印象を受けます。
こちらの商品を使用しました。
デスクがあればセンターテーブルは不要
狭い部屋では必要最低限の家具だけにしておきたいところ。
今回はデスクがあるので、食事はなるべくそこで済ませることが出来ればセンターテーブルが不要になります。
スマホやリモコン、カップが置けるようなミニテーブルがあれば十分です。
画像は観葉植物にテーブルの要素を加えることが可能な便利アイテムです。
観葉植物が無ければスツールで代用してもおしゃれだと思います。
おわりに
今回は「収納」にフォーカスしたレイアウト案をご紹介させていただきました。
他にも「こんな間取りでのレイアウトが見たい!」や、「こんなテーマの部屋にしてほしい!」といった要望がありましたら、お問合せフォームからお気軽にご連絡くだされば出来る限り対応していきたいと考えています。
また、そういったご意見をいただけるとモチベーションが上がります!
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