お気に入りの家具や雑貨があるけどフローリングの色が合わない。
6畳だけどスタイリッシュな空間にしたい。
収納家具って物はしまえるけど家具自体の存在感が気になる。
今回はこのような悩みに寄り添えるインテリアレイアウト案をご紹介したいと思います。
賃貸物件を探している時に、「ここの床の色がちょっとイメージと違うんだよなぁ」とか
逆に「ここの壁の色が可愛くて気に入った!」など、ちょっとしたことが決め手になることもあります。
床や壁って面積が広い分パッと見の印象を決めるのに重要となっていて、家具だけでなく床や壁もレイアウトすることが自然な流れだと思います。
ご存知だと思いますが昨今のDIYブームで賃貸でもOKな、穴を開けたり汚れが残らない材料も増えているので、こちらの記事で改めて参考にしていただければと思います。
本記事のテーマ
【6畳1Kでもオシャレに】フロアタイルで作るショップのような空間
今回の間取り
6畳1Kで正方形の間取りです。
ユニットバスが突出していて、そのラインに合わせて小さめのクローゼットが付いていますね。
狭めですが扉の開閉による影響も受けないですし、比較的家具の配置はし易いかもしれません。
フローリングも一般的なカラーかと思います。
無難であるが故に無難なインテリア空間になりがちなんですよね。
全体像【平面図】
こんなレイアウトになりました。
平面比率は床6:家具4です。
中央が開けているので6畳でもなんとなく広く見えます。よね?
そしてテーマは、「無機質」×「木材」としてみました。
無機質な色合いでスタイリッシュさを演出しつつ、木材の暖かみで冷たい印象を和らげています。
いろいろな高さ・サイズの家具を並べるのではなく、壁一面に端から端まで隙間なく同じ家具を配置することで、造り付けの棚のようにも見せることができます。
家具はアイアン製のものは入れずに木製で統一することも重要です。
ちなみに「統一感」にも様々あり、例えば
・色合い
・材質、質感
・高さ、幅、奥行
・縦や横のライン
・配置パターン
など、これらを意識するとうまくいくことが多いです。
新しく家具や雑貨を購入する前に、あらかじめ家にある物の色やサイズをしっかり把握してから買いに行かれることをオススメします。
それではレイアウトの解説をしていきますね。
DIY初心者や女性でも簡単なフロアタイル
レイアウトの肝となるフロアタイルですが、敷いて並べるだけですので本当に簡単です。
今回はコンクリート柄ですが、木目の柄など種類が多いので自分のイメージに近い柄を探せるかと思います。
基本的には部屋の手前、または奥から並べていき、入らない部分はカッターでサイズを調整してはめ込んでいきます。
ただし、厚みが4mmくらいあるのでカッターで一度刃を入れただけでは切れないんですよね・・・
なので何度か同じ場所に切れ込みを入れる必要があると思います。
その際に床を傷付けないようカッティングマットが必須です。最低でもA3サイズはあったほうが良いです。
カッターの刃もすぐに切れなくなりますのでこまめに交換しながらを推奨します。
※手を切らないように注意してください。
最近は昔の家屋にはよく使われていた土間に憧れを持つ人も多いので、部屋全体でなくても2畳分だけ土間スペースを作ってみても面白いと思います。
そのスペースに趣味の自転車や観葉植物を置いてみても相性は良さそうですね。
実は今の私の部屋は木質のインテリアでまとめているので、次に挑戦してみたいのはこの土間風だったりします。(完全に余談でした)
ソファ背後の壁にアクセントクロス
床のフロアタイル同様、壁のアクセントクロスも部屋の雰囲気を変えるのに手っ取り早いです。
土間風の床に合わせてコンクリート打放し柄にしました。
柄物の壁紙は、絵や時計を飾らなくても余白を埋めてくれるのでそういった点からも良いですね。
ちなみにコンクリート打放し柄の場合、逆に何も飾らないほうが良かったりします。
理由としては、本物のコンクリートって硬いですよね。画鋲を刺したりすることが出来ないからです。
少しでも本物のコンクリートに見せるためにそうしたところも意識してみましょう。
賃貸でも既存の壁の上から直接塗り付けて貼ることが出来るのりもあります。剥がした跡も残らないのでDIY初心者でも安心です。
それから天井の照明ですが、これはダクトレールといって接続が可能な照明を好きな位置にスライドして使うことが出来ます。
現在の住宅には普通に設置してある照明を固定するための引っ掛けシーリング(丸いやつ)があればこちらのダクトレールも設置可能です。
ショップってこういう照明付いてますよね。
あとソファも色合いがコンクリート打放しと相性良いです。
肘掛け部分をあえて片側だけにしているデザインが、空間に対してクローズドではなく一体となる感じ(伝わってほしい)だし、左右どちらでも選べるので部屋の状況に合わせることが可能です。
DIYした家具は1台3役
別の記事でも紹介していますが、部屋を広く使うコツに、1つの家具で2つ以上の役割を果たすことが出来るとその分家具の数を減らすことが出来ます。
今回の壁面にあるこの家具はテレビ台や棚としてだけでなく、腰掛けられるイスとしても使えます。
さらにさらに・・・
実はこの家具、下にたっぷり収納することが出来ます。
これで1台3役。ちゃんと座れるよう耐久性もあるので安心です。(80kgまで可)
部屋の長さが3mなので、3台置いて余ったスペースにレコーダーが置けるスペースを設けました。
ベンチチェストの上に集成材の天板を置くことで3台が1つの家具のように見せることや、余ったスペースの上部にテレビなど置けるようにもなりました。
レコーダー置き場は、100均などで売っている発泡スチロールのブロックの上に集成材を置くだけの簡単DIYです(笑)
黒だと発泡スチロールに見えないので安価で済みますよ。オススメはブロックの形状ではなく四角のほうが良いです。
100均に売っているのはもしかすると四角いタイプではなく穴のあいたブロック形状かもしれません。
流行りのツーバイフォー材は縦ルーバーに
賃貸DIYの必需品とも言えるツーバイフォー材を固定するための「ディアウォール」を使用して、アクセントになる縦ルーバーを設置してみました。
一般的にはこのツーバイフォー材に棚やフックを付けて使用することが多いですが、さりげなく空間を分けたり、ちょっとした目隠しにもなりますのでルーバーとしての使い方もオススメです。
画像のように天板の受け材としても使えるので、テーブルのような脚が不要になり下に空間が生まれスッキリした印象になります。
また、置かれている照明の光がルーバーの影を落としそれっぽい雰囲気が出ます。(それっぽいとは)
ツーバイフォー材もホームセンターやネットで非常に安価に手に入れることができ、どちらも無料でカットしてくれるので検討してみてください。
終わりに
いかがでしたか。
今回は床と壁の重要性についてご紹介しましたが、コンクリート打放しは好き嫌いがあるかと思います。
家具はこのままに床や壁を変えるだけで驚くぐらいに印象が変わりますので、需要があれば別の柄で後ほど公開したいと思います。
それからレイアウト案はどちらかというと、「紹介している」よりも「こんな部屋に住みたいなぁ」が前面に出ているので、今後似ているレイアウトが出てくることもあるかもしれませんが、気に入っていただけたらインスタ をフォローしてくれると大変喜びます。
最後までお読みいただきありがとうございました。