賃貸で物件を探されている人のほとんどが洋室、つまりフローリングを希望されているかと思います。
確かに若い人にとっては和室はあまり馴染みがないですし、いわゆるオシャレな部屋や、かわいい部屋をイメージしていると畳は合わないのかもしれません。
それでも例えば旅行先や実家に帰省した際に畳を目にすると、なんとも言えない安心感や安らぎを感じることがあります。
今回は「和」の要素を取り入れたインテリアレイアウトをご紹介したいと思います。
本記事のテーマ
【洋室でも畳のある和モダンな空間】6畳賃貸【インテリアレイアウト】
今回の間取り
長方形でレイアウトしやすい間取りだと思いますが、変化のない普通の空間になりがちです。
間口も約2.7mしかないのでベッドの位置と向きでだいぶ印象が変わってくると思います。
ドアの軌跡も影響してくるので手前に大きな家具を置くことは難しいですね。
全体像(平面図)
タイトル通り、和モダンスタイルにしました。
平面比率は家具が7割を占めているのですが、小上がり部分は上がることが出来るので狭さは感じないのではないかと思います。
このレイアウト案を考えるにあたり、一番時間をかけたのは「狭さを感じないこと」と、「小上がりの意味」でした。
小上がりは空間に変化を与えられる反面、スペースを必要とするのでレイアウトに縛りが出てきます。
これらを加味して一番使い勝手が良くなる形になったと思っています。(と言い聞かせています)
それでは詳細の解説をしていきます。
畳の良さを再確認する
昔ながらの畳にはサイズが多々あり、京間、中京間、江戸間など地方によって異なります。
関東を中心とした江戸間では、1畳あたり176cm×87.8cmとなっていて、6畳間の広さは9.27平米です。
最近の畳はラグのような使い方が出来るよう正方形の小さいサイズが人気で、シチュエーションによって様々な使い方が出来るかと思います。
今回はニトリの55cm×55cmの畳を使用しています。
それから小上がりはDIYしたわけではなくネットで見つけたものです。
こちらのシングルサイズを2つ並べました。
木目が付いているので畳を6枚並べると、余ったスペースがまるで床の間のようになります。
そのスペースに白い玉砂利を敷いてみても「和」の雰囲気が出て素敵かなと思いましたが、今回はそのままとしました。
寝具は布団を敷くと和の要素が強くなり、厚めのマットレスにすると和モダン要素が強くなります。
あと今更ですが「モダン」という言葉の定義が曖昧だと思っていて、なんとなく使っている人がほとんどだと思います。私もその一人です。
ニュアンスだけでも伝わってもらえればと思います。
高さ方向の空間を生かす
スキップフロアをご存知でしょうか。
狭小地の住宅などに採用され、1階と2階の間に中間階を設けて床面積を増やし空間を有効利用する手法です。
その多くは空間を壁で仕切らずに、階段や段差によってゾーン分けをすることで狭さを感じさせない開放感を生むことが出来ます。
小上がりにも同様の効果があり、1段上げるだけで「寝室」や「和室」のように「部屋」が作れます。
今回は和モダンですが、別のテーマでもおもしろい使い方が出来るかもしれませんね。
それから小上がりを採用する意味として、段差を利用して座れるメリットがあります。
テーブルを置くとワークスペースにもなり、低めの段差なので奥に見える1人掛けソファにも使い勝手の良い高さにすれば両側から使用することが可能です。
畳でゴロゴロしたり、ソファでくつろいだり、居場所が限定されないので気分や季節に合わせたライフスタイルに対応出来ますね。
収納はいくらあっても困らない
収納、本当にいくらあっても困りませんよね。
こちらの小上がりには画像のような引出しだけでなく、正面側にはちょっとした棚があるので収納力も抜群です。
こういったところも高さ方向の空間を有効に活用でき、小上がりのメリットではないでしょうか。
おわりに
今回は和モダンをテーマにしたレイアウトを紹介させていただきました。
個人的にあまり馴染みのなかった和を取り入れることが難しく、過去一時間がかかりました(汗)
それでも6畳賃貸インテリアではあまり見かけないレイアウトになったと思い気に入っています。
同じように良いなと思っていただいたり、少しでも参考になれば嬉しいです。
ご覧いただきありがとうございました。
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