建築資格

【簡単】一級建築施工管理技士を一発で合格するコツ【独学で余裕です】

今回は一級建築施工管理技士の勉強方法について紹介していきます。

まず初めに、同じ一級でも「建築士」と「建築施工管理技士」では難易度が全く違います。

個人的な感覚では、一級建築士二級建築士 一級建築施工管理技士くらいだと思います。

公表されている合格率を見ても上記の順番になっていますね。

ただ、試験元が違うので出題の傾向や問題文の言い回しが若干異なりますので注意が必要です。

それでも比較的簡単に合格出来る国家資格だと思いますのでオススメです。

 

さっそくですが本記事の結論です

建築士の勉強をしていた人であれば2週間で十分

学科の過去問は年度毎に解かない

実地試験は丸暗記でOK

これらを1つずつ解説します。

 

建築士の勉強をしていた人であれば2週間で十分

この根拠として、実際にこの記事を書いている僕が2週間で合格出来ました。

一級建築士の勉強をしていたので、学科試験はノー勉強で臨みました。

確か50点くらいだったかと思いますが、微妙に問題の言い回しが建築士の学科と違うので違和感があり解きづらい印象はありましたが、それなりに余裕で突破出来たと思います。

(※36点以上で合格)

施工に特化した試験である分、建築士の施工よりもレベルは高いかもしれません、が建築士の勉強をしている人であれば問題ないので受験をオススメします。

 

実地試験を2週間前から勉強し始めましたが、具体的にどんなことをしたかというと、

過去問をただ読み込んだだけです。

というのも、後半で実地試験については説明していきますが、実地試験は暗記やヤマを張るだけで十分合格可能です。

建築士の勉強をしていない人でも問題なく合格出来る試験ですので受験資格を満たしている人は、自身のスキルアップや会社での評価、もちろん給与も上がると思いますのでサクッと取得してしまいましょう。

 

学科の過去問は年度毎に解かない

例年であれば、午前の部が50問午後の部が32問合計82問で出題され、さらに「必須問題」「選択問題」に分かれています。

最終的に必要解答数が60問となり、36/60点の6割を取ることが出来れば合格となります。

建築士試験が7割で合格ですから、このあたりも取得しやすい理由になりますね。

 

さて、この「過去問は年度毎に解かない」というのは、インプット法としては効率の良い勉強方法になります。

「脳が一度に記憶して処理できる情報は3つまで」と言われており、それ以上を処理しようとするとパンクしてしまうからです。

仮に「今日は平成20年度を解こう!」と気合を入れたとしても、出題分野が多いため記憶出来る量に限界があります。

それよりも「今日はこの分野だけ過去5年分やるぞ!」としたほうが効率的に勉強出来ます。

また、この勉強法は効率の良いインプットが出来るだけでなく、出題の傾向を把握することが出来ます。

 

それから、テキストを全体的に流し読みをして、解けそうな問題、得意・苦手な問題を確認します。

そして得意な分野苦手な分野得意な分野といったように交互に取り組むとモチベーションの維持がしやすくなりますので是非お試しください。

特に構造に関しては苦手な人が多くモチベーションの低下にも繋がりかねませんよね。

構造力学の計算問題などは理解するまで時間がかかる上に、年々問題も難しくなっているので同じ1点を取るのであればあえて捨てて、別の分野に時間を費やすことも良いと思います。

この資格を目指している人は建築現場に関わる人が多いので、勉強の時間を確保するのが難しいことが多く、いかに効率的に無駄なく勉強出来るかが合格を左右します。

(現場は朝早くて夜は遅い・・・いつ勉強すんだよ!っていつも思ってました)

同じ勉強量でもしっかりインプット出来るようひと工夫しながら勉強していきましょう。

 

あ、それからこの試験はインプットだけでなくアウトプットも重要です。

実施試験は記述形式ですから求められる能力はアウトプットです。

学科でインプットしたことは、人に説明したり文字に起こしたりすることで記憶の定着率も格段に上がりますし、実地試験の時にも有効になりますので、このあたりも意識しながら学科も勉強しておきましょう。

 

実地試験は丸暗記でOK

実地試験の第1問目にあたる経験記述問題は確実に点が取れる問題であり、最も重要な問題であるともいえます。

テーマが年毎に異なり、「工程管理」「品質管理」「建築副産物」の3つがローテーションで出題されます。

それぞれのテーマに沿って出題される問題もある程度決まっているので、問題を予想することも可能です。

つまり、今年のテーマだけを過去問を参考にしながらあらかじめ解答を用意しておくだけで大丈夫です。

(※あくまでこれまでの出題実績であり、ローテーションがいつ崩れるか分かりません)

解答を一字一句覚えることが難しい場合は、キーワードを覚えるだけでも点が取れます。

○○は、△△とならないよう、□□に留意した。

□□とすることで、○○は、△△にならないよう配慮した。

どちらも同じ意味になりますよね。

よってキーワードだけ覚えていれば本番でなんとかなります。

問1の経験記述問題で25点の配点があるので確実にとっていきましょう。

 

問2の仮設についての問題ですが、意外と書けなかったりします。

おそらく「所詮仮設でしょ?」と心のどこかで思っているからです。

また、仮設って意識して見ることも少ないですよね。

それでも決められた寸法やルールのもとに設置されているので、キーワードさえ思い出せればなんとか点が拾えるはずです。

近年は初出題の問題も散見されるので、少なくとも過去問は正解できるようにしておきましょう。

 

問3〜4に関しては、学科を突破した人であればそれほど難しい問題ではないはずです。

ただし、先にも述べた通り学科でインプットしたことがアウトプットできるかにかかっています。

まぁこのあたりも過去問の出題がそのまま出てきたりすることが多いので丸暗記でも大丈夫です。

 

問5の工程に関してですが、1級はバーチャートが出題されていましたが、近年ではネットワークが出題されました。

苦手な人も多いネットワーク工程表ですが、解き方を覚えれば確実に点が取れる問題です。

その他工程に関する穴埋めは普通に工事の時系列が理解できていれば解けるはずです。

 

問6の法規に関する問題は、建築士試験と違い法令集が持ち込めないので暗記するしかないですが、法改正がない限り過去問と同じか、少し言い回しを変えた出題しか出来ないため勉強はしやすいです。

記述式でもないので、法規と聞いて身構える必要はないと思います。

 

まとめ

ここまでご覧になっていただいてお気付きだと思いますが、

「過去問をしっかりやれば余裕で合格出来る試験」です!!

初出題の問題を全て落としても合格圏には届いているはずです。

また、建築業界は人材不足が叫ばれていますので、技術者が急務になっています。

いきなり難易度の高い出題になって合格者を減らすようなことはしないでしょう。

個人的には比較的取得しやすい国家資格だと思いますし、仮にも「一級」ですから社会的な信用も得ることが出来ます。

一級建築士を取得している人であれば学科試験が免除になるので、片手間で取得して「ダブルライセンス」も良いですね。

以上、お読み頂きありがとうございました。

 

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